昭和アバンチュール　中高年多数・AI搭載近場の相手と即マッチ
	運営会社： 合同会社GRACEZ

利用料金	250円/メール1通
異性紹介事業届出	無し
対応OS

傘でアバンストラッシュの練習を本気でしていた大統領、今回のサクラ審判は「昭和アバンチュール」というAndroidアプリだ。

アイコンはレトロな妙齢女性の顔写真で、AI生成臭さが鼻につく。

ストア説明欄には

昭和アバンチュールは、婚活相手探しから、既婚者同士のコミュニケーション、さらにはあなたの趣味に合う友達探しなどパートナー探しが可能

とあり、完全にインターネット異性紹介事業に当てはまる内容だな。

つまり出会い系規制法通りに運営していないと違法なので、そのあたりも要チェックだ。

さっそくインストールして検証してみよう。

■評価詳細

それじゃあ「昭和アバンチュール　中高年多数・AI搭載近場の相手と即マッチ」のサクラ調査結果を細かく見ていこう。

①レビューが自演臭くないか

Playストアにおける「昭和アバンチュール」の星評価の平均は4.3と、なかなかに高めだ。

しかしレビュー数は137件と、この手のアプリにしては少ないな。

続いてレビューコメントを見ると、「登録後すぐに複数の方とマッチングできて驚きました」「このアプリを使って本当によかったと思っています」など、いかにも「書かされた」ような胡散臭いレビューコメントが並んでいる。

一方批判的なコメントでは、「絶対に利用するのはやめた方がいいアプリです。」「サクラしか居ないアプリ」「100％ボット」など、辛辣な評価が並んでいるな。

②運営会社は信頼できるか

続いて、運営会社の情報を確認してみよう。

アプリ内の特商法表記によると、「運営責任者」の欄には「合同会社GRACEZ」という会社名が記載されている。

「住所」の欄には、東京都中央区銀座の住所が記載されているな。一等地の住所なので地図で確認してみると、どうやらGMOが運営するバーチャルオフィスのようだ。

つまり、実際にはこの住所にこの企業は入居しておらず、登記上の住所がここになっているに過ぎない。

このほか、メールアドレスはGmail、電話番号は050など、この会社の実態はなにひとつわからないままだった。

③年齢認証は存在するか

続いて、年齢認証について確認してみよう。

登録時に年齢を申告する項目はあるが、登録後に公的身分証で18歳未満でないことを確認する機能は存在しなかった。

前述のストア説明欄にあった通り、このアプリはインターネット異性紹介事業に当てはまる内容だったので、これでは出会い系規制法を遵守しているとは言えない。

かなり法的に危ない状態だと言っていいだろう。

④ポイント代は適正か

次に、ポイント代について確認してみよう。

1ポイントあたりの料金は10円で、メールの送信には25ポイント、写真閲覧には40ポイントがかかる。

つまり、メール送信1通250円、写真閲覧には400円もの超高額料金がかかるサービスであることが明らかになってしまった。

⑤登録してる女性が顔出し・美人ばかりか

登録している女性の様子はどうだろうか。

やたらと美人な女性の写真が多いほか、「昭和」と名前をつけているにもかかわらず、明らかに20代前後の女性のほうが圧倒的に多いという点も不審だな。

⑥放置してても女性からメールが来るか

登録から数分程度すると、次々とサクラからのメールが届き始めた。

内容など見るまでもないのだが一応返信してみたが、すぐにLINEに誘導しようとするのもサクラの特徴だな。

もちろん、誘導されるLINEもサクラ用のアカウントであろうことは間違いない。

⑦退会方法について

「昭和アバンチュール」にはサクラがいることがはっきりしたところで、アプリの退会方法についても確認しておこう。

まずアプリ右下の「マイメニュー」から、「ヘルプ」のメニューに入る。

その中にある「退会」をタップし、次の画面で「退会する」のボタンをタップすれば退会申請は完了だ。

大統領コメント

「昭和アバンチュール」は、中高年や熟年世代でも出会いが見つけられるアプリなのかと期待させてくれた。

しかしインストールしてみるとサクラが大量に在籍しており、おまけにメール送信には250円、画像閲覧には400円もの高額料金がかかる悪徳アプリであることがはっきりしてしまった。

昭和女子とランデブーしたいなら、大統領特選の優良出会い系サイトを使うべきだぞっ。

本当に出会えるアプリとは

---